はじめに
「米国株に投資すると、円安になったら儲かるって聞いたけど本当?」
米国株に投資していると、一度は気になるのが「為替」の影響です。
米国株はドルで取引されるため、株価が上がったかどうかだけでなく、ドルと円の為替レートによっても、日本円で見た資産額が変わります。
例えば、1ドル=100円のときに米国株を購入し、その後1ドル=150円になれば、株価が変わっていなくても円換算した資産価値は上昇します。
一方で、株価が上昇していても円高が進むと、円換算した利益が小さくなることもあります。
今回は、米国株と円安・円高の関係について、投資初心者にも分かりやすく解説していきます!😊
米国株は円安になると儲かる?
結論から言うと、
米国株を保有している日本人投資家にとって、一般的には円安になると円換算の資産価値が上がりやすくなります。
例えば、100ドルの米国株を持っているとします。
1ドル=100円の場合
100ドル × 100円 = 10,000円
1ドル=150円になった場合
100ドル × 150円 = 15,000円
株価は100ドルのままなのに、円換算では10,000円から15,000円に増えています。
つまり、ドル建ての資産を持っていることで、円安によるプラスの影響を受けるということです。
外国資産は、外貨の価値が円に対して上昇すると、円換算した資産価値も上昇します。
以前にこんな記事も書いているので興味のある方はぜひ。
ただし「円安=必ず儲かる」ではない
ここはかなり重要です。
米国株の損益は、株価の変動+為替の変動の両方から影響を受けます。
例えば、米国株を100ドル、1ドル=150円のときに購入したとします。
購入時の円換算額は、
100ドル × 150円 = 15,000円
その後、株価が110ドルまで上昇したものの、円高になって1ドル=130円になったとします。
売却時の円換算額は、
110ドル × 130円 = 14,300円
ドルベースでは、
100ドル → 110ドル
なので10%の利益です。
しかし、円換算では、
15,000円 → 14,300円
となり、円ベースでは700円のマイナスです。
このように、米国株では「株価が上がったから日本円でも利益が出る」とは限りません。
ちょっと難しいですが、「こういうこともあるのか〜」となんとなく理解していただけたら嬉しいです😂
米国株の損益は「株価×為替」で考える
米国株を日本円ベースで考えるときは、シンプルに
米国株のドル価格 × ドル円レート
と考えると分かりやすいです。
例えば、
- 株価:100ドル
- 為替:1ドル=150円
なら、
100ドル × 150円 = 15,000円
です。
ここから株価と為替がそれぞれ動くことで、日本円で見た資産価値も変化します。
「株価上昇+円安」
これは日本人投資家にとってかなり追い風です。
株価も上がり、さらにドルの価値も円に対して上がるため、円換算の資産価値が大きく上昇しやすくなります。
「株価上昇+円高」
株価は上がっているものの、円高によってドル資産の円換算額が減少します。
株価の上昇幅より円高の影響が大きければ、円ベースでは損失になる可能性もあります。
「株価下落+円安」
円安によって為替がプラスに働きますが、株価の下落を完全にカバーできるとは限りません。
「株価下落+円高」
株価と為替の両方がマイナス方向に動くため、最も厳しい組み合わせです。
円安のときに米国株を買うのはどうなの?
ここで気になるのが、
「じゃあ円安のときは米国株を買わないほうがいいの?」
という疑問です。
個人的には、為替だけを理由に米国株への投資をやめる必要はないと考えています。
なぜなら、為替が今後どう動くかを正確に予想するのは難しいからです。
現在円安だからといって、必ず円高になるとは限りません。
逆に、円高になると思って投資を待っていたら、株価が先に上昇してしまう可能性もあります。
そのため、長期投資をするのであれば、
「今の為替レートが高いか安いか」だけで投資判断をしない
ことが重要です。
でも、円高は「悪いこと」だけではない
米国株をこれから買う人にとっては、円高は必ずしも悪いニュースではありません。
なぜなら、円高になると同じドルの商品をより少ない円で購入できるからです。
例えば、
1ドル=150円なら100ドルを購入するのに15,000円必要です。
しかし、
1ドル=120円なら100ドルは12,000円で購入できます。
これから米国株を買い続ける投資家にとっては、円高によってドルを安く買えるメリットがあります。
つまり、
すでに米国株を大量に保有している人 → 円高はマイナスになりやすい
これから米国株を買う人 → 円高は買いやすくなる
という違いがあります。
長期投資なら為替を気にしすぎなくてもいい?
米国株やS&P500などに長期投資する場合、短期的な為替変動を完全に予測する必要はありません。
むしろ、
「円高になるまで待とう」
「円安だから今は買わない」
と考えすぎると、投資を始めるタイミングを逃してしまう可能性があります。
長期で積立投資をするのであれば、毎月一定額を投資することで、為替レートが高いときも安いときも購入することになります。
これは株価だけでなく、為替についても購入タイミングを分散することにつながります。
もちろん、為替が長期的にどう動くかは誰にも分かりません。
だからこそ、為替を予想して一発勝負するよりも、長期・分散・積立を意識することが大切です。
まとめ:米国株は「株価+為替」で考えよう
米国株と為替の関係をまとめると、以下のようになります。
- 円安になると、米国株の円換算価値は上がりやすい
- 円高になると、米国株の円換算価値は下がりやすい
- 株価が上がっても円高によって利益が小さくなることがある
- 株価が変わらなくても円安によって円換算の資産が増えることがある
- これから米国株を買う人にとっては、円高が買いやすい環境になることもある
- 長期投資では短期的な為替予想にこだわりすぎないことが大切
米国株への投資では、株価だけを見ていると「なんで思ったより利益が増えないんだろう?」と感じることがあります。
その原因の一つが為替です。
「米国株の値動き」と「ドル円の値動き」の両方を見る。
これを覚えておくだけでも、米国株投資への理解がかなり深まります。
私自身も米国株やS&P500に投資しています。皆さんも一緒にこれからも頑張っていきましょう!💪
📘おすすめ証券会社📘

コメントを残す